この小川に引っ越してきて、もうすぐ1年となります。
特に「伝統こけし」とか「木地処さとう」などという看板はまだ掲げていませんが、噂が噂を呼び、
「あそこでこけしを作っているらしい」なんていうことは知られてきているみたいです。
ありがたいことです。
少し前までは家の裏に乾燥させるために積んである木を見て(こけしを作るために)、
通りすがりの方に「これってシイタケですか?」とか「ログハウスでも建てるの?」なんて聞かれたりしていました(笑)。
知らないと確かにそんな風にも思えますよね。
さて、この小川で私たち夫婦の新しい趣味となったのが園芸です。
わたしたちは二人とも花を植えれば枯らしてしまうような、園芸には程遠い人でした(*´Д`)。
お花の話をされてもピンと来ず、裕介工人が庭で野菜を育てているのを見ては「すごいなぁ~、庭で出来るんだ」などと
感心ばかりしていました。
ところがこちらへ引っ越してから、畑まであり、せっかくいい土の畑があるんだからそのままにしておくのは勿体ないと野菜作りを始めることとなり…。
昨年は分からないながら玉ねぎ、キャベツ、白菜、丸大根、ブロッコリーを育てることに。
それで気づいたのですが、畑にいると話しかけてくださる方が本当にたくさんいるんです!
わたしたちは分からないことだらけなので、「これ、どうしたらいいですか?」なんて遠慮なく道行く人に聞いて教えてもらいました。先生はたくさんいるわけです。
先生方の散歩コースに私たちの畑があるので、「そろそろ白菜縛ってやりな~」とか
「ほら、もっと土寄せしてあげなきゃ~」とか
すごくタイムリーにアドバイスくださるのでその通りにやってみたところ…。
それなりに野菜が育ちました!(*^_^*)
自分たちで育てた野菜はやはり感慨深く美味しい!
春にはジャガイモをこれまたご近所さんに教わりながら植えました。
しかし。この頃になって、わたしたちは教わるばかりでなく、自分たち自身で勉強することも大切なのではないか?と
ようやく気付き始めました。(←かなり遅い!(;’∀’))
そこで図書館で野菜作りに関する本を借り、NHKの趣味の園芸「野菜の時間」を見たりして知識を得ることに。
するとすると「へぇ~そうだったのかぁ!!」という驚きの連続です。
また、「知らなかったことを知る」ということがこんなに面白いことだったとは!と今までにない勉強の楽しさを実感することになりました。
ジャガイモはそこそこたくさん採れたものの、葉っぱを虫にかなり食べられてしまいました(+_+)。
それも勉強して対策が分かり、来年に生かすことができそうです。
今、庭で夏野菜を育てていますが、こちらは勉強の成果が出たのか、とても順調で、ナスもミニトマトも豊作の予感♪
枝豆、オクラも順調に育っています。
野菜を育て始めて、私たちにもできるんだ!と少しの自信がついた最近はお花を育てることにも興味を持ち始めました。
というのも、野菜と一緒に植えると害虫や病気予防になる花などもあると知ったからです。
また、雑草が生えているよりもお花できれいに飾った庭や畑の方が見栄えがいいということもあります。
なにより園芸をしていて良かったなぁと思うのは、たくさんの人と話をすることができることです。
ご近所さんも、わたしたちが庭で作業をしていると気軽に声をかけてくださいます。共通の話題で盛り上がることができ、仲良くなれているなぁと実感しています。
人に聞いてコミュニケーションを取ることも、そして自分たちで勉強して知識を得ることもとても大切だなと思う今日この頃です。
楽しいと感じる勉強…探せばまだまだありそうです。
今度は商品のディスプレイの仕方なんかを学んで、こけしをいかに可愛らしく、魅力的に魅せるかを研究してみたいです。
そしてこのブログでも発表していければいいなぁと思います。
2016年7月8日 みやび