おみやげこけし

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おみやげこけし

 

 

今日は、「おみやげこけし」についてお話ししたいと思います。

今のこけし界を見回してみると、よく「おみやげこけし」という言葉を耳にしますね。
イメージとしては、手に取りやすい親しみやすいこけしという感じでしょうか。

木地処さとうが作っているおみやげこけしは、もちろんそういった手に取りやすい、親しみやすいこけしという意味合いもあるんですが、もう一つ意味があるんです。

こけしの発祥は、江戸時代と言われています。
江戸時代は文化が発展したと言われていますが、東北地方ではまだ決して物が豊かとは言えなかった時代に、木地師が子供のおもちゃに与えた木の人形がこけしの元になったと言われています。

その後、こけしは湯治場のおみやげとして人気を博し、生産量はだんだん増加していったそうです。
明治時代に入って、海外からブリキ製のおもちゃなどが輸入されるようになると、おもちゃやおみやげとしてのこけしの存在はだんだん薄れて行ってしまう時代に入ります。

明治も終わりころになって、こけしは美術工芸品としての価値が見いだされて、収集家が集めるこけしへと変わっていったわけですが、木地処さとうのおみやげこけしは、江戸時代におみやげとして求められた時代のこけしに通じる存在だと思っています。

おみやげこけしは、もう一つの言い方をすればデザインこけし。
伝統こけしは木地の形状にも型があるのですが、おみやげこけしは真っ白い3寸のこけしに、工人が伝統こけしを基にしてデザインしたこけしなんです。

型に忠実でないぶん、工人がある程度自由に作ることができて、大きさや価格も手ごろに作ることができる。
最初は遊びから始まったおみやげこけしが、今は広く喜ばれるこけしと成長してきています。

随時新しいデザインが生まれやすいのもおみやげこけしの特徴。ぜひ楽しんでいただければ嬉しく思います!

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