二代目 佐藤誠孝工人(さとうせいこう)

生年月日 |
昭和22年2月22日 福島県いわき市生まれ |
血液型 |
0型 |
好きな言葉 |
『和』 そのこころは・・・
人間はたくさんの人と関わって生きています。
なごやかな関係を大切にしていきたいですね。 |

海の男からこけし工人へ
17歳の頃、日本海技学校へ入学。
外国貨物船の船員として約10年間勤務。これは伝統こけし工人としては異例のキャリアと言えます。七つの海をまたにかける、まさしく「海の男」だったのです。
昭和45年に父の佐藤誠工人が他界。その時に父のこけしを継ぐことを決意。
昭和48年より佐藤誠の弟子であった高橋精志氏に師事し修行に努めたが、作家であった兄光良の著書「父のこけし」などを通じて、「名品こけしの指南役」と歌われた森亮介氏に出会う。
父のこけし 佐藤光良著 七月堂
氏の、厳しくも心ある暖かい指導のおかげを持ち、次第に注目を集める工人に成長していきます。

こけしの館たつみ 森亮介氏
歴代5人の師匠の名作こけし70種の復元に成功。70種という数は突出して多いと言えます。
更にその名作を基にさまざまな作品を生み出しました。中でもこけし印鑑は広く愛される作品となりました。

平成15年にはみちのくこけしコンクールにおいて最高賞の内閣総理大臣賞を受賞。名実ともに名人と認められました。
これからの佐藤誠孝

現在は、妻美喜子、長男英之、次男裕介がこけし工人として修行を積んでいる。「先代の名品を復元することを通して、長年受け継がれてきた伝統のすばらしさを伝える」ことに加え、「伝統の魅力を生かし、現代に愛されるものを作る」という、新しい世界へと進んでいます。
こけしコンクール受賞歴
全国には、年間に『三大こけしコンクール』が開かれています。
- 全日本こけしコンクール(5月・宮城県白石市)
- 全国こけし祭り(9月・宮城県大崎市鳴子温泉町)
- みちのくこけしまつり(10月・山形県山形市)
各コンクールで賞をいただいております。
大臣賞はコンクールでも指折りの上位賞であり、中でも内閣総理大臣賞は最高賞となっております。
年度 |
賞名 |
コンクール名 |
昭和55年 |
丸光賞 |
全日本こけしコンクール |
昭和56年 |
岩手県知事賞 |
全日本こけしコンクール |
昭和57年 |
実行委員会長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
昭和58年 |
米沢市長賞 |
全日本こけしコンクール |
昭和59年 |
通産大臣賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
白石市長賞 |
全日本こけしコンクール |
七十七銀行賞 |
全国こけし祭りコンクール |
昭和60年 |
村山市長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
エスパル賞 |
全国こけし祭りコンクール |
昭和61年 |
米沢市長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
東北放送賞 |
全日本こけしコンクール |
仙台放送賞 |
全国こけし祭りコンクール |
昭和62年 |
白石市長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
昭和63年 |
秋田営林局長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
名鉄賞 |
全国こけし祭りコンクール |
平成元年 |
通産大臣賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
林野庁長官賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成5年 |
鶴岡市長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成11年 |
東北森林管理局長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成13年 |
山形県知事賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成15年 |
内閣総理大臣賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成16年 |
林野庁長官賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成17年 |
国土交通大臣賞 |
全国こけし祭りコンクール |
平成18年 |
岩手県知事賞 |
全日本こけしコンクール |
国土交通大臣賞 |
全国こけし祭りコンクール |
東北森林管理局長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成19年 |
読売新聞社賞 |
全国こけし祭りコンクール |
国土交通大臣賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成20年 |
NHK仙台放送局長賞 |
全日本こけしコンクール |
東日本放送賞 |
全国こけし祭りコンクール |
平成21年 |
産経新聞社賞 |
全国こけし祭りコンクール |
山形県観光物産協会長賞 |
みちのくこけしまつりコンクール |
平成22年 |
東北森林管理局長賞 |
全国こけし祭りコンクール |