かぐやと桃太郎

木地処さとう二代目佐藤誠孝工人のオリジナル作品、「かぐや」と「桃太郎」をご紹介します

かぐやと桃太郎

それぞれ丸い木の中にお顔が埋め込まれており、そのお顔は指でさわるとくるくると回ります。
そして寝たり起きたりの表情を見せてくれるのです。シンプルながら、大変人気の高い作品です。

お守りとしてのこけし

お守りとしてのこけし

誠孝工人のオリジナル作品はたくさんありますが、このかぐやと桃太郎は「お守り」というテーマを持って作られました。

それは使用している木に由来があります。
お顔を包んでいる桃や竹を表現している丸い部分は、樹齢500~600年と言われるご神木であったイチョウの木で作られています。これは大変貴重な木材を使っていると言えるのです。

このイチョウの木が芽を出したのが短く見積もって500年前だとすると、2021-500=1521年ということになります。分かりやすく日本史で例えると、なんとあの武田信玄公が生まれたのが1521年とのこと!
しかもこの木は神社から譲り受けたものなので、ご神木ということになるのです。
そんな時代に生きてきた木が、現代にこけしとなっていることが驚きですね。

あたたかさを感じられるこけし

誠孝工人は、「飾るだけでなく、触って親しんでもらえるこけしを作りたい」という思いを持ってこけしを作ってきました。
桃太郎とかぐやを手にとると、やわらかいイチョウの木の温もりを感じることができます。
それは木の温もりだけでなく、木が歩んできた長い長い時間や、誠孝工人の思いなども感じることができるからかもしれませんね。

かぐやと桃太郎は【1点もの作品集】で販売しております。(売り切れの際は、【注文制作】からご予約できます)
大切な方への贈り物に、またはコレクションにご検討くださいませ。

三代目
佐藤 英之

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