2011年06月

お知らせ

 今日はみなさんに、お願いとお知らせです。

 7月1日より、ホームページからのご注文を一部休止させていただきます。
休止予定となる作品は以下の通りです。

佐藤英之作 伝統こけし(注文製作) 各種
佐藤英之作 子持こけし(注文製作)
佐藤英之作 孫持ちこけし(注文製作) 各種

理由は、一時移転での製作量が予想よりも少ないためです。
決して注文が殺到しているわけではありません(笑)

安定してきましたらまた受付再開しますのでよろしくお願いいたします。
他の作品は引き続きご注文を受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。

6月30日までにお受けしたご注文は、順次製作しておりますので、お待ち下さいますようお願いいたします。

Nid20号掲載の裏話

昨日発売になった、Nid20号をたくさんのみなさんに読んでいただいて、感謝です。

表紙と、特集コーナーに4ページ、通販コーナーに2点の商品紹介と、盛りだくさんに紹介してもらいましたけど、実はこれは降って沸いたようなお話ではないんです。

Nidを発行する、エフジー武蔵さんとの出会いは昨年8月。
Nid17号に向けて、新商品を探しておられたエフジー武蔵の通販担当(当時)のGさん。
インターネットでわがこけし印鑑に出会い、電話で出品交渉を受けました。

こけし印鑑は、彫りを高根沢小斎氏に依頼していることもあって、手数料がかかる出品は難しい部分があります。Nidという雑誌も私たちは知らなかったこともあって、少し考えたのですが、これもご縁なんでしょうね。
やってみようかということになりました。

9月になってNid17号が発売になると、驚くほどたくさんのご注文が集り、エフジー武蔵さんも、もちろん私たちもびっくりでした!その注文は今でも継続しています。これは多分異例のことだと思います。

担当のGさんとは、お会いしたことはなかったんですが、どこか通じるところがあったようでずっと電話でお話を続けていました。

こけし印鑑もすっかり落ち着いてきた今年3月。あの大震災が起こりました。
そのときも何点かエフジー武蔵さんから受注を受けていたんです。

災害直後は、みなさんご存知の通り電話も電気も、携帯電話もほとんどつながりませんでした。
東京も電車が止まったり、大変な状況でした。

正確には覚えていないのですが、2,3日後、Gさんから携帯に電話をいただき、状況をお話しすることができました。仕事だけのお付き合いで、お会いしたこともない方からこんなときに応援の電話をいただけたことに心から感動したことを覚えています。注文を受けていた品が遅れることを話して、「僕たちは必ず復活します。そのときは復興のこけしをNidで出しましょう!」と約束して、電話を切りました。

僕達はその後、会津若松市の避難所生活を経て、現在の赤城山荘へ移住しました。
オーナーが理解のある方で、少しずつ仕事を始めることができて、受けていた注文はお届けすることができました。5月には編集部のKさんとTさんが、取材に来てくださいました。

それからエフジー武蔵さんとのお付き合いは深くなっていきました。4月末にはGさんからお見舞いの電話を頂き、約束の復興のこけしをやりましょう!という話を決め、生まれたのがNid20号61ページ右下の、「Nidオリジナルこけし」。
詳しくはこちら
http://www.nidnet.jp/nid_shop_vol20.html
Gさんとお話をして、すぐこれでいこう!と決まりました。そのコンセプトはこんなことです。

「今回のこけしは、『子持ちこけし』です。18センチの母こけしのおなかを開くと、かわいらしい7.5センチの子供こけしが顔を出します。Nidの『巣篭もり』という意味と通じることから、Nidオリジナルにぴったりだと思います。胸にはNidオリジナルのツバメの絵柄を描きました。(ちなみに赤城山からは、子持山という山が見えるんです。これも奇遇な縁のような気がします。)

私たち木地処さとうが、群馬県の赤城山で再スタートをした記念モデルです。母こけしは兄弟子の英之作、子供こけしは弟弟子の裕介作。兄弟での初めての合作を作りました。後継者不足に悩む伝統工芸の世界も、こんな兄弟もいるということが伝われば幸いです。

母こけしは、梅の花を多く描くことで、『春』を表現しました。この大震災で、日本は大きく被災し、冬の時期に似ていると感じたので、必ず暖かい春、明るい未来が来るということをあらわしたつもりです。子供は、美しい『赤城山の夕日』を表現したグラデーションこけしです。こけし工人と同時に画家でもある裕介氏ならではの作品となっています。」

つまりは震災のこと、自分達の再スタートのこと、いろいろな思いを込めた作品なのです。エフジー武蔵さんには本当に感謝しています。

そのほかにもいろいろなかたにお世話になっていますが、人が生きるうえで一番大切なのことは、人と人のつながりなんじゃないかと思うようになりました。お金は生きるうえでは必要な道具の一つですが、緊急時には役に立たないことがあります。でも、人のつながりは平和なときにはあまり目立ちませんけど、非常時にはこれ以上に心強いことはありません。
今回のNid20号の掲載も、そんな人と人のつながりが生んだものだと思っています。
そんなことを考えていただきながら、見ていただけたらうれしいです。

nid 20号に紹介されました

ご存知の方が多いと思いますが、「にっぽんのいいとこどり」をテーマにした雑誌、nid(ニド)。
詳しくはこちら
http://www.nidnet.jp/

木地処さとうは昨年の夏、17号からのお付き合いですが、6月20日に発売になる新刊20号に大きく取り上げられることになりました。

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まず表紙!!これはすごくびっくりしたんですが、大きいこけしは英之作ニドオリジナルこけし。
小さいのは誠孝作極小こけし。まさかこんな表紙になるとはΣ(゚ロ゚ノ)ノ

伝統こけしの特集が、38~47ページにかけて大きく取り上げられています。
その中の、42~44ページに、木地処さとうの記事が載ってます。

その他、61ページには「ニド商店」という通販部門で、こけし印鑑とニドオリジナルこけしが紹介されています。

書店には20日から並ぶと思います。ぜひ一度ご覧になってくださいね。

さくらんぼ

赤城山の山荘。庭の桜の木に、なんとさくらんぼが実った!
まさかさくらんぼだったとは。小粒で少しすっぱいけど、とってもおいしい。
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来れる方は食べに来てください(笑)

いわきに、庭にさくらんぼの木があるという仲間がいた。
でも、実るとすぐに鳥の群れがやってきて、ぜーんぶ食べちゃうって話を聞いていたんだけど、このさくらんぼは毎日2、3羽のムクドリが食べに来るくらいでほとんどが無傷で残ってる。

鳥の数は、いわきの比じゃないほどたくさんいるのになぜか。
赤城山は自然の恵みがたくさんある山なんだと気付いた。

よく考えればいわきの街中には、鳥が食べるものなんてものはそんなにはなくて、きっと住みにくいんだろう。
赤城山には自然に木の実や野菜みたいなものがたくさん育ってる。種が勝手に飛んでいって、豊かな土壌がはぐくんでいるんだろう。

それはこけしに使うミズキにも言えるらしい。先日お世話になってる創作こけしの藤川さんに聞いた話だと、ミズキの種を鳥たちがどんどん広げて、自然にどんどんミズキが育ってしまうんだとか。

30年ほど前、創作こけしの作家さん達が榛名山にミズキを植林したらしい。将来のためにという目的だったようだけど、それよりも自然に増えるミズキが多くて、結局自分達では使わずに競売にかけたそうで。

なるほどね~と思った。そんなにミズキが豊富に取れるなんて、こけし工人には願ってもない土地です。それだけのミズキの産地だからか、乾燥にも適しているらしい。

思えばいわきは海の町だから、ミズキはほとんど取れなかったし、乾燥もとっても難しかった。まだまだ赤城山で学ぶことはありそうです。

けん玉通信

知っている人はほとんどいないと思いますが、「けん玉通信」という広報誌が日本にはあります。

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これはNPO法人日本けん玉協会が、会員のみに3ヶ月に一度発行しているものです。
初段を公認でいただくには、日本けん玉協会の正会員になるという条件があって、初段に合格したとき(約2年前)に僕は入会しました。

それからいろいろと日本けん玉協会さんとはお付き合いをしていただいて。
今回の大震災で、避難中に僕達が行ったけん玉活動をまとめて、先月投稿しておいたんですが、それが採用されて今月号に紹介されました!

画像をクリックすると、大きく見ることができます。
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避難所生活から2ヶ月以上がたって、少し遠い思い出になっていましたが、こんなこともありました。
よかったらご覧になってください。

梅雨対策

6月。今年は例年になく早い入梅でびっくりですね。
被災地では限りなく続く余震で、土砂災害が起こらないことを祈るのみです。

さてさて、赤城山の仮設工房では新たな問題が浮上してきましたΣ(゚ロ゚ノ)ノ

新緑の季節はとても快適なわが仮設工房でしたが、梅雨に入ると、例の古い藤棚の部分から雨漏りがすることが判明。今年は長い梅雨になりそうだとのことから、梅雨対策が急務でした。

今日は梅雨の中休みのようだったので、がんばってやっちゃいました。
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上の黒い部分が、藤棚。よく見ると雨がしみこんで来そうでしょ?

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足場用の鉄パイプを組んでいきます。なぜかこんなものも、この山荘にはそろっていました。
多分ログハウスの塗装をするために用意されていたんだと思います。

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その上からブルーシートを敷いていきます。オーナーとの約束で、藤棚と藤のつるを傷めてはいけないので、直接張るわけにいかないんです。なんでも隣に住んでいたおばあさんの思い出の藤なんだとか。

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一日かけて、梅雨対策完成!これで乗り切れるといいんですが。

お待たせしているお客様、こんな状態でなかなかお約束どおりお届けできず申し訳ありません。
でもちゃんとお届けしますからね。楽しみにお待ちくださいね。