東日本大震災

ふるさとでの再スタート

3月27日に福島へ帰還して1ヶ月。
こけしブログもご無沙汰になっていましたが、引越しもなんとかまとまり落ち着いてきましたので再開したいと思います(^ω^)

わが本工房は4月9日よりこけし製作を再スタートしました!
震災の1年前に増築した新工房「誠孝舎」です。
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父と私と弟。3人そろって製作するのは1年以上ぶり。
やはり家族がそろってできるというのはいいものです。群馬での仮設工房も味わいがあってよかったけど、自分達のホームグラウンドはやはりここだなという感じがします。

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群馬での一時移転中に使っていた、実演用のロクロ。本来は本式のものに交換するんですが、ある事情があってもうしばらく、僕が使い続けることになりました。実演用といってもしっかりしたシステムなので、大切に使いたいと思います。ちなみにこのロクロを作ったのは誠孝さんなんです。

群馬からの引越しから、福島中央テレビの取材を受けていたんですが、25日に撮影が終了しました。
近いうちに放送になると思います!福島県内だけの放送で残念なんですが、放送日がわかったらこけしブログでお知らせしたいと思います。

ゴールデンウィークといえば、全日本こけしコンクール。今日は審査日です!
ぎりぎりになりましたが私たちも、手持ちの作品を少しだけ出品させていただきました。
全日本こけしコンクールについては改めてご紹介しますね。

4ヶ月目のいわき

8日~11日まで、いわき市へ一時帰宅しておりました。
いろいろと用事もあって、2ヶ月に一度は一時帰宅しているんですが、一見していわきの街中は、震災前の生活を取り戻しつつあるように見えました。

でも実際は大きく変わってしまった部分もあることがわかりました。
一番大きく変わったのは、住民。
僕が住んでいる平地区は、福島第一原発から約40キロくらい離れた地域。
放射線量が高いといわれている、福島市や郡山市よりもずいぶん原発に近いんですが、いわき市の人口が急激に増えていました。

いわき市は震災前、人口は34万人でした。それが今は70万人に倍増しているんだとか。
理由は、放射線量が比較的低いいわき市に避難する方がたくさん居ることと、福島第一原発に勤務する作業員の方々がたくさんいわきに滞在していること。これで人口が倍以上になってしまっているんだそうです。

市内のビジネスホテルや、賃貸アパートは全て埋まっていて、新しく契約することはほぼ無理な状態。
僕は平の街中に一つアパートを借りていますが、そこの空き部屋も全て県に押さえられているんだとか。

人口が多くなっているということは、それなりに栄えている産業もあると思いますが、すでに閉めてしまったお店なども多く、以前のいわきとは大きく変化していることを感じました。

ここ数日、速報でもご存知かと思いますが、福島県浜どおり地区ではまた余震が増えていました。
速報ではわからないことなんですが、この余震がどうも不気味な余震なんです。
グラグラ揺れるんじゃなくて、一瞬ガクッときたり、ガタ!ガタガタ!と、断層がずれていることを感じさせるような嫌な揺れです。そんな中生活をしなくてはいけない住民のストレスは計り知れないと思います。

もう一つ、不思議な話を聞きました。
この夏、不思議な現象が起こっているんだそうです。
野菜が異常に大きく成長しているんだとか。それとある地域では蛍が大発生しているそうです。
今回知ったのはこの二つだけだけど、どうも放射能が影響しているんじゃないかとその友人は話していました。
もちろん科学的な根拠があって言っているわけではありません。でも原発から出ている放射能というもの自体が、よくわかっていない部分が多いと聞きますから、まったく無関係だとも言えません。

生まれ故郷に一時帰宅するのはとても嬉しいことでしたが、そんな心配なことも改めて感じました。

そんなこんなでまた製作が遅れていますが、明日からまた再開しますので、みなさんよろしくお願いいたします。

お知らせ

 今日はみなさんに、お願いとお知らせです。

 7月1日より、ホームページからのご注文を一部休止させていただきます。
休止予定となる作品は以下の通りです。

佐藤英之作 伝統こけし(注文製作) 各種
佐藤英之作 子持こけし(注文製作)
佐藤英之作 孫持ちこけし(注文製作) 各種

理由は、一時移転での製作量が予想よりも少ないためです。
決して注文が殺到しているわけではありません(笑)

安定してきましたらまた受付再開しますのでよろしくお願いいたします。
他の作品は引き続きご注文を受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。

6月30日までにお受けしたご注文は、順次製作しておりますので、お待ち下さいますようお願いいたします。

けん玉通信

知っている人はほとんどいないと思いますが、「けん玉通信」という広報誌が日本にはあります。

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これはNPO法人日本けん玉協会が、会員のみに3ヶ月に一度発行しているものです。
初段を公認でいただくには、日本けん玉協会の正会員になるという条件があって、初段に合格したとき(約2年前)に僕は入会しました。

それからいろいろと日本けん玉協会さんとはお付き合いをしていただいて。
今回の大震災で、避難中に僕達が行ったけん玉活動をまとめて、先月投稿しておいたんですが、それが採用されて今月号に紹介されました!

画像をクリックすると、大きく見ることができます。
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避難所生活から2ヶ月以上がたって、少し遠い思い出になっていましたが、こんなこともありました。
よかったらご覧になってください。

梅雨対策

6月。今年は例年になく早い入梅でびっくりですね。
被災地では限りなく続く余震で、土砂災害が起こらないことを祈るのみです。

さてさて、赤城山の仮設工房では新たな問題が浮上してきましたΣ(゚ロ゚ノ)ノ

新緑の季節はとても快適なわが仮設工房でしたが、梅雨に入ると、例の古い藤棚の部分から雨漏りがすることが判明。今年は長い梅雨になりそうだとのことから、梅雨対策が急務でした。

今日は梅雨の中休みのようだったので、がんばってやっちゃいました。
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上の黒い部分が、藤棚。よく見ると雨がしみこんで来そうでしょ?

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足場用の鉄パイプを組んでいきます。なぜかこんなものも、この山荘にはそろっていました。
多分ログハウスの塗装をするために用意されていたんだと思います。

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その上からブルーシートを敷いていきます。オーナーとの約束で、藤棚と藤のつるを傷めてはいけないので、直接張るわけにいかないんです。なんでも隣に住んでいたおばあさんの思い出の藤なんだとか。

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一日かけて、梅雨対策完成!これで乗り切れるといいんですが。

お待たせしているお客様、こんな状態でなかなかお約束どおりお届けできず申し訳ありません。
でもちゃんとお届けしますからね。楽しみにお待ちくださいね。

たけのこ収穫

庭の周りには竹林が広がっているんですが、昨日の夕方東京で一泊した後戻ったら、ものすごくたけのこが育ってましたΣ(゚ロ゚ノ)ノ

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ほんとはもっと早く取るべきなんだけど、一昨日出かける前はなかったような気が・・・。
たった2日でこんなに伸びるんだろうか??

赤城山に来てからもう2ヶ月が経ちました。
おかげさまでだいぶ山の生活にも慣れてきて、僕達の生活もまた少し変化していきそうです。

近日中に最近作のこけしを紹介します(^ω^)

新緑の赤城山

ゴールデンウィークも最終日となりました。みなさまどんな連休をお過ごしですか?

木地処さとうが一時移転した赤城山は、すっかり新緑の季節となりました。
あの骨組みだけだった藤棚も、すっかり工房へと変わりました。
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思えばここへ来た3月23日はお彼岸でしたが、とても寒かったことを思い出します。
よく雪が降ってましたΣ(゚ロ゚ノ)ノ それが梅、桜の季節を過ぎ、今は桃の花が満開となりました。
でもここは標高600m。まだ桜が咲いているところや、これから咲くところもありますよ。

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庭の一部です。木蓮とたんぽぽが咲きました。

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もみじと、手前はつつじの一種だと思うんですが。きれいな花です。

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いわきから運んできた薪ストーブ。誠孝さんは毎朝これでご飯を炊いています。
これはずっと続けている習慣で、どうも薪でご飯を炊かないと物足りないようです。
燃料になる薪はいくらでも手に入りますから、いわきよりは薪ストーブにはむいていますね。

私たちの連休は、ずっとお待たせしてたご注文にお応えすべく、製作をつづけていました。
おかげさまでようやく追いついてきたようです。ご迷惑をおかけしたお客様、ごめんなさい!

赤城山でこけしの仕事をしていると、町に出向くことがほとんどないので、時間の流れがゆっくりな
感じがしています。
ふるさとへの思いは忘れることはありませんけど、ここへ落ち着いたのも運命だと思えるようになってきました。赤城山でがんばることで、新しい自分達の未来を作ってゆきたいものです。

津波に遭ったこけし

DSC00855.jpg 先日、いわきに一時帰宅したときに手に入ったこけし。

新舞子という海岸近くに位置する、新舞子ハイツ。
ここには長い間、うちのこけしが委託販売で、お土産に置かれていました。

浜辺から50メートルと離れていない新舞子ハイツには、津波が襲いました。
松林で多少は守られたものの、こけしたちは地震で倒れ、津波に浸ってしまったようです。
でも、流されはしなかったそうで、お返しいただきました。ぜひみなさんにも見ていただきたいと思います。

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津波は泥や油などいろいろな不純物が含まれているらしく、汚れは落ちません。
でも僕達のかわりに津波を受けたと思うとなんだかいとおしくなりますね。

震災からもうすぐ2ヶ月。僕達は避難の旅を続けています。
ふるさとでがんばっている仲間を思うと、切ない気持ちにもなりますが、今はここ群馬県でやることが
あると思っています。もう少しがんばってみようと思います(^^)

東日本大震災に関する記事をまとめました。以下のリンクからご覧くださいね。

赤城山工房への地図

赤城山の工房へ、自動車でお出かけの方へ。
どうやら、自動車のナビゲーションではたどり着けないことが判明いたしましたΣ(゚ロ゚ノ)ノ

住所は以下の通りですが、できればこちらの地図を持っていらしてください。
〒379-1111 群馬県渋川市赤城町北赤城山460-204
なお、時々不在の場合があるので、事前にご連絡ください!090-3122-0102です。

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関越自動車道、赤城インターチェンジからの地図です。
①インターを降りたら、右折。約1キロで信号があります。左折してください。右に直売所、左にコンビニが目印です。
②約5キロ道なりです。途中大きく曲がるところもありますが、直進してください。
地図Aの場所です。芳が沢という地域に入るのですが、曲がるところが重要です。
青木農園さんの、「ブルーベリー狩り」の看板と、
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右折→芳が沢 オーケーコーポレーション入り口 ここを右折です!
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地図Bの場所。その道をさらに2キロほど行くと、右手に木地処さとうの赤城工房があります。
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「佐藤」と裕介さん直筆の看板があります。
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ここを目指してきてください。
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くれぐれも道中はお気をつけていらしてくださいね(^ω^)
ぜひ前もって来訪日時をお知らせくださいませ。
メール:info@kijidaruma.com
電話:090-3122-0102

赤城山の工房ができてきた

壁のない、わが赤城山の工房をご紹介して1週間。

男手3つで作業を続け、ようやく形になってきたのでお見せします!
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ずいぶん変わったでしょ!?なんと部屋が二つになりました。
左側のロクロがある部屋には藤棚の形跡が見えます。

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なんと扉がついたんです。もちろん壁も貼りましたよ。
集った材料の9割は、廃材です。少しはホームセンターで買ってきました。

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隣の部屋は、おなじみの丸のこがあります。ここで木取りという作業を行うことができるんです。
この丸のこは、応援してもらってる藤川工芸さんにお借りしたもの。
これがあると助かるんです~!大きな原木をある程度の大きさに切り出す作業を木取りというんだけど、
それがすぐできる環境までになるとは思ってませんでした。

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今日は誠孝さんが作業中。音楽を聴きながらノリノリです(笑)
ようやく仕事ができることでうれしいんでしょう。

ここ1週間で、工房つくりばかりしてたわけではなくて、少しだけど製作もやってました。
裕介さんは結構こけし作ってるんで、近いうちご紹介することになると思いますが、
今日は誠孝さんと、英之のこけしけん玉を何点か販売開始しました!

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誠孝作・白水こけしけん玉。他、英之作だるまけん玉もあります。
詳しくは、赤城山の作品からご覧ください。


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これは赤城山の作品ではありませんが、いわきで作った英之作こけし。今日は4点ご紹介しました。
あの震災を乗り越えたこけしですから、そういう意味では縁起物ですΣ(゚ロ゚ノ)ノ
詳しくは英之作伝統こけしからご覧ください。


ではまた赤城山の状況をご紹介しますね。