さくらんぼ

赤城山の山荘。庭の桜の木に、なんとさくらんぼが実った!
まさかさくらんぼだったとは。小粒で少しすっぱいけど、とってもおいしい。
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来れる方は食べに来てください(笑)

いわきに、庭にさくらんぼの木があるという仲間がいた。
でも、実るとすぐに鳥の群れがやってきて、ぜーんぶ食べちゃうって話を聞いていたんだけど、このさくらんぼは毎日2、3羽のムクドリが食べに来るくらいでほとんどが無傷で残ってる。

鳥の数は、いわきの比じゃないほどたくさんいるのになぜか。
赤城山は自然の恵みがたくさんある山なんだと気付いた。

よく考えればいわきの街中には、鳥が食べるものなんてものはそんなにはなくて、きっと住みにくいんだろう。
赤城山には自然に木の実や野菜みたいなものがたくさん育ってる。種が勝手に飛んでいって、豊かな土壌がはぐくんでいるんだろう。

それはこけしに使うミズキにも言えるらしい。先日お世話になってる創作こけしの藤川さんに聞いた話だと、ミズキの種を鳥たちがどんどん広げて、自然にどんどんミズキが育ってしまうんだとか。

30年ほど前、創作こけしの作家さん達が榛名山にミズキを植林したらしい。将来のためにという目的だったようだけど、それよりも自然に増えるミズキが多くて、結局自分達では使わずに競売にかけたそうで。

なるほどね~と思った。そんなにミズキが豊富に取れるなんて、こけし工人には願ってもない土地です。それだけのミズキの産地だからか、乾燥にも適しているらしい。

思えばいわきは海の町だから、ミズキはほとんど取れなかったし、乾燥もとっても難しかった。まだまだ赤城山で学ぶことはありそうです。

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