赤城山のレンゲツツジ

こんにちは!今日から7月!!2016年も後半戦を迎えました!

また新たな気持ちで頑張っていこうと意気込んでいるところです。

 

梅雨真っ只中ですね。九州では連日気象に関連するニュースが流れていて心配です。
ここいわきは夜~午前中にかけて雨、日中はくもり時々雨というような天気が多いような気がします。
今日は晴れていましたが、梅雨空は少し空が重い感じがして、気分もちょっとどんよりしがちです。
集中力が散漫したりして思うように事が運びません(-_-;)

 

さて、わたしは6月18日に主人と群馬の赤城山に群生する花、レンゲツツジを見に行ってまいりました。
花の見ごろは6月初旬頃だそうです。

赤城山といえば、東日本大震災後、木地処さとうが避難してこけしを挽いていた場所。
そしてレンゲツツジは主人が本人型としてこけしに描いた花。そんな思い入れいっぱいの場所に連れて行ってもらいました(*^_^*)

20160701_001.jpg

↑これは覚満淵という場所です。最高に気持ちのいい場所でした!

レンゲツツジはツツジの仲間で、高山植物です。標高の高いところでないとお目にかかれません。
この日群馬では最高気温が38度くらいまで上がると言われていたのですが、レンゲツツジが咲く赤城山は標高が高いためとっても快適!
薄手の長袖を着てちょうどいい気温でした。

通常のツツジはピンクや白ですが、レンゲツツジはオレンジ色。なんともキレイな色です。

20160701_002.jpg

 

実際に赤城山のレンゲツツジはというと…時期がちょっと遅かった(;’∀’) 
満開は過ぎてもう終わりかけに近い!今年はどうやら少し早かったようですね。それでも咲いていたので良かったです。

 

上述していますが、主人は「赤城山のレンゲツツジ」というこけしを自身初の本人型(オリジナルこけし)として発表しています。
それがこちらのこけし。

20160701_003.jpg

胴体部に描かれているのがレンゲツツジです。
どうでしょう、写真と比べてみて…上手く描かれてますよね(*^_^*)

20160701_002.jpg  20160701_006.jpg

そのようなこけしを製作するに至った経緯を今回はいい機会なので聞いてみました。

まず伝統こけしにはこれまでの先代が残した型があります。
通常はその型に沿って製作するのですが、修行してこけしづくりに慣れ、腕が磨かれてくると本人独自のインスピレーションから工人オリジナルのこけしも製作されるようになります。
それが「本人型」と呼ばれるものです。主人もそんな本人型のこけしを作りたいとかねてから思っていて、そのきっかけを探していたそうです。

震災後、群馬で避難しながらこけしづくりをしていることを、頭の中だけの記憶だけではなく、こけしとして作ることで記録にもなることから本人型をなんとかして作って残したいと考えたそうです。

そこでどんなこけしにするか。たくさんの人と話をしたりする中で、「赤城山といえばレンゲツツジだ!」という結論に至ったそうです。

そして実際に赤城山へレンゲツツジを見に行くと…標高が高いから寒い!!ダウンコートがいるほどに寒い(+_+) 
高山植物は可憐で可愛らしい花というイメージで、また、花は暖かくなってから咲くものだと思っていた主人は、そんな寒空の下でも力強く空に向かって、まるで立っているように見えるレンゲツツジのつぼみがとても印象的だったそうです。このときは咲いているものよりもつぼみの状態のものが多かったらしく、しかしながらそのつぼみにあまりにも驚かされ、これを描きたい!こけしに描きたい!!と強く強く思ったそうです。

 

今回、わたしと一緒に行ったときはつぼみはそれほどなく…つぼみをわたしに見て欲しかった主人は、ちょっとがっかりした様子でした。

 

その主人が描いたつぼみはこちら。 つぼみは上のこけしの背面に描かれています。

20160701_004.jpg

わたしが主人からもらった初めてのこけしもこの「赤城山のレンゲツツジ」でした。最初は3寸、次に会ったときにもらったのは7寸。大きさ違いで2本もらいました。今でも大切に飾っています。

20160701_005.jpg

こういう風にそのこけしが出来たエピソードを聞くと、こけしを見る印象も少し変わってきますね。
気になる方、もしよければご注文はこちらから~
https://www.kijidaruma.com/shop/products/detail.php?product_id=657
 

 

 

そうそう、それはそうと裕介工人の大人気の小さいねむりえじこシリーズ!

20160701_007.jpg
これまで一点もので注文をお受けしておりましたが、この度注文製作でご注文をお受けすることができるようになりました!
小さいねむりえじこは製作に少々お時間をいただいておりますが、とってもとっても可愛いです。
一点もので見逃して買いそびれていた方は是非チェックしてみてくださいね!
https://www.kijidaruma.com/shop/products/list.php?category_id=74

 

2016年7月1日 みやび

ページ上部へ