【ご報告】コトコトこけし博2019

4月7日・8日のコトコトこけし博。
本当に楽しいイベントに参加させていただいて、また、多くのこけしファンの皆さまとお会いできて、木地処さとうのこけしを見ていただいて、連れて帰っていただいて、感謝感謝です☆
来てくださった皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

楽しすぎてしばらく余韻に浸っていました。
まだ抜け切れておらず…(^^;)

さて、それでは木地処さとうを中心にしたコトコトこけし博の報告です。

手前の段ボール3箱分をこけし博のために準備(製作)しました。
中では今か今かとこけしが箱から出されるのを待っている状態です(*‘∀‘)


箱から出して陳列されたこけしたち。
全種類出したものの、全部は出し切れませんでした…。
数えなかったけど、いったいどれくらいのこけしたちが並んだのでしょうね(*^_^*)
関西でこうしたイベントにわたしたちが足を運んで出させていただくことは珍しいので、木地処さとうらしいこけしやこけし印鑑、ねむりえじこ、こけしけん玉を中心に持って行きました。
他にも誠孝工人作の壁掛けとか裕介工人のブローチや根付けなどは普段は工房でしか紹介していないものです(*‘∀‘)

 


さて、いよいよ開幕!!
BGMは伝統こけし11系統を説明した歌詞をメロディーにのせて軽快に歌った曲です。
(わたしは初めて聴きました…♪こけしの世界って曲にもなるんですね、スゴイです!!)
朝から並んだお客様たちがどんどん入ってこられます。
会場内はあっという間にお客様の熱気に包まれました☆

会期中は京都では桜が満開!!いいお天気で暖かくて春爛漫♪
木地処さとうでもそんな桜を「桜のこけし」として製作。
裕介工人のグラデーションこけし「サクラ色」や英之工人の「桜こけし」(これは桜とうぐいすが描かれています)など大人気でした。たくさん並んでいたのですが、二日間でみーんな旅立っていきました(^_^)/

わたしの主人、英之工人は恐れ多くも「招待工人」だったので、工人らしいことを少しでもできたらいいかなとこけしの描彩の実演準備をしていきました。

こうして出来上がったのが「京都のこけし」。
京都府の草花がナデシコだそうで、この会場限定で製作しました。

並べるそばから「連れて帰りたい」というお客様続出。
出来るまで待ちます!と言われるほどの人気ぶりでした(*^^)v

わたしは個人的に木地処さとうのこけし印鑑を溺愛してますので(笑)
たくさんの人にこけし印鑑を知ってもらいたい!こんな素敵な印鑑があるんだよって紹介したい!と思っていたので、い~っぱいお話させていただきました☆
関西の方はわたしも嬉しくなるほど「うわぁ~すごい!!かわいい~~!!」と素直にその感想をぶつけてくださるので紹介しがいがありました。
こけし印鑑の注文もたくさんいただき、今絶賛製作中です!
ご注文くださった皆さま、楽しみにお待ちくださいね☆

そして初日夜はトークショー。
お隣のブースで郷土玩具を紹介なさっていた福岡から来られた山響屋店主の瀬川さんと、コトコトこけし博主催者の夜長堂の井上さん・マヤルカ古書店の中村さんとのやりとりはとても興味深いものでした。
主人は伝統こけしの作り手3代目という立場から、父親である誠孝工人の姿を小さい頃から見てきて、どんな風に感じていたか、また、継承することの意味や継承されるこけしは結局のところお客様が選んでいることなどをお話しました。
最後に小学校一年生の時に書いた作文「ぼくのおとうさん」をみなさんに聞いていただきました!

小学校の1年生が書く作文。
文字を見るだけでもキュンキュンしてしまいます( *´艸`)
お父さんの仕事をする姿が当時どんな風に映っていたのか、その様子がありありと脳裏に映し出されるような朗読でした☆
聞いてくださっていたお客様にも大変好評だったと思います。
その後、得意のけん玉をちょっとだけ披露させていただきました。

注目すべきは手に持っているけん玉です。
このブログでも紹介したことのある、福島の桃けん玉です!

二日目には主人のお知り合いの方が午前中からご来場くださり(この方は以前仕事で大変お世話になり、わたしも名前はずっと聞いていたものの、ようやくお会いできてとても光栄でした☆)、昼過ぎにはわたしたち夫婦の友人家族、午後には友人たちも来てくれて、どどーんと並んだこけしたちを見てもらうことができました。
わざわざ足を運んでくれて本当にありがたいですm(__)m

午後からは絵付けのワークショップもあり、主人は現代人のほとんどが慣れない筆の使い方から丁寧に指導していました。
まずは紙に書いて筆運びを練習。
そしてこけしの顔を紙に書いて雰囲気を掴んで…いざ本番!
お子さんは思い切りがよく、勢いのある筆使いでどんどんこけしの顔を描いていくのですが…
大人は「もう少しこの空間を狭くした方がいいかな?」とか、「この線はもうちょっと太い方がいいから…」などと色んなことを考えてしまい、なかなか筆が進みません。
そんな時間もとても楽しいもので、ワークショップに集まった皆さんはそれぞれが初対面だったにも関わらず、最後には昔からの仲良しかのようにお互いに出来上がったこけしを見せ合っては笑いあっていました。
集中する時間であったと思いますが朗らかな時の流れを実感することもできたと思います。

主人はこの日朝から「京都のこけし」の描彩に忙しく、午後はワークショップ。
ということは、販売はほとんどわたし一人で独占状態(笑)。
たくさんのお客様とお話できて…あぁ、また余韻に浸ってしまいそう(笑)。

こけしを選ぶ基準はその人それぞれですが、こんな方がいました。
「実は家を建てて…明日引き渡しなんです!それで何か記念になるものをって思って…。」とこけし印鑑をお選びくださった方。
「車が新しくなったんです。せっかくなのでこの交通安全こけしを連れて帰ります。」と美喜子工人の交通安全こけしをお選びくださった方。
こうしてお客様のお声を聞くことができるのは直接販売できる醍醐味ですよね!!
ありがたくてありがたくて今思い返しても涙が出そうです💦

今回のコトコトこけし博での2日間の経験はこれからの木地処さとうにきっと影響してくると思います。
新作こけし(もしくはこけしグッズ)のヒントもいっぱい吸収してきました。
そしてなにより帰ってからこけしについてたくさんたくさんみんなで話をしました。
今後の木地処さとうから目が離せませんよ!!
みなさん、期待してくださいね 😛

またこけしファンのみなさんに会える日を楽しみにしています!
良かったら福島の工房にも遊びにいらしてくださいね♪

2019年4月15日 みやび

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