本式のロクロが動き出す

裏の物置を片付けて、こけしの工房に改造してから2週間。

やはり実演用の小さいロクロでは仕事が限られてしまうということで、本式のロクロを持ってこようと計画を練っていました。

本式のロクロは実演用とどう違うのか?

まずやぐらの大きさが違います。大きさは倍以上あって、しっかり組まれています。
モーターは1馬力だけど、動力の電気を使うので力が全く別物。実演用は家庭の100ボルトです。
わかりやすくいえば、こけしなら実演用は7寸(約21cm)くらいまでしかできないけど、本式のものは最大で2尺(60cm)の大作でも作ることができるんです。正確な細工もできます。

それにしても、別荘で動力の電気が入ってるってこと自体ミラクルだと思いませんか?
普通一般家庭に動力なんて必要ないのに。ありがたやありがたや。

それにはまず場所が必要だってことで、庭にある藤棚がなんとかならないかって話までは先日書きました。
それで、先週オーナーさんの了解を得て、屋根と床をはるところまでできた。

土日にいわきへ一時帰宅してきました。そして本式のロクロ一式を運んできて昨日、組み立てました!
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まだ壁はありません(笑)これがほんとのオープン工房なんちゃって(笑)
壁は近いうちにはるつもりですが、今はだいぶあったかくなったから、気をつければしばらくはこのままでも大丈夫。

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持ってきたロクロは、本店に3台ある本式ロクロのうち、英之専用だったもの。
誠孝さんのロクロは移動不可能なタイプで、裕介さんのはどちらかというと小さい作品向けになっているため、10年前に誠孝さんが作った英之専用ロクロが一番よいということになったんです。

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さあさっそくやってみましたよ。材料は、群馬県産のみずきです!
まだ工房完成には時間がかかりますが、少しずつ出来上がっていくのはとても楽しいです。

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