わが木地処さとうでは、主な暖房危機は「薪ストーブ」。

薪ストーブっていうのは、一昔前に廃れたような感じだったのが、最近はちょっとしたブームで、木地処さとうに訪れる人たちはとっても喜んでくれる。

エアコンや石油ストーブなどと違うメリットはいろいろある。
一番は、体の芯からあったまること。
薪ストーブを毎日やってると、エアコンや石油ストーブってのはどうも体の表面しか温めてもらえないことを感じる。それに空気が汚れない。換気はまず必要ないです。最近のエコブームにもぴったりはまるよね。電気も石油も使わないんだから。

そんないいことがたくさんある薪ストーブだけど、普及しにくい要因もたくさん。
まず燃料の確保が難しい。今の時代燃料になる薪を用意するのは大変なことです。
慣れるとそれほど大変じゃないと思うけど、薪を用意するスローライフでないと難しいかな。
煙突掃除などメンテナンスもけっこう手間がかかります。

今日もちょっとお昼前に薪の用意をしてた。
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現代はいたるところから燃料になる薪は手に入ります。
昔はどこでもかまどがあって、燃料は朝早くから各家庭競争で取りに行ってたそうですよ。
一家の主婦が、「明日はあそこにあったやつを持ってきてやろう」と競っていたんだと近所のおばあさんが話してくれました。

うちでも近所の森や林から薪をいただいてくるけれど、そんな競争は皆無です。
いつ行っても好きなだけ薪を手に入れることができる。しかも森林の持ち主の方からは、森がきれいになると感謝される。

現実にも、今の森、竹林などは間伐がほとんどされてなくて荒れ放題のところがほとんどです。
荒れ放題どころか、ほとんどゴミ箱みたいな状態Σ(゚ロ゚ノ)ノ

昔はこれが競争で取られてて、いつでもすっきりきれいだったかと思うと、昔は毎日が自然と人の生活が調和したエコライフだったんだなと感じるんです。

ほんと、たまに思いますよ。原油なんて早くなくなってしまえばいいのに。
単純にそれだけとはいえないけれど、そうすればまた人と自然が調和した暮らしに戻ることができますよね。
やらなきゃしょーがねぇって状況にならなきゃ誰もやりませんから。

森に行ったりして薪を頂いてくると、あぁ、人間も自然の一部なんだなって再認識できるので僕は好きです。
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