昨日、4月4日。
震災から25日目にして、僕はやっとこけしを作り始めることができた。
ずいぶんやってないと、勘が鈍るもんです。どうもいつもどおりにはいきません。
でもともかく一つ、仕上げてみることが大事と肝に命じ、無心で作ってみました。
この機会なので、僕が大切にしている道具をご紹介しますね。
ロクロと、木を削るためのカンナ棒。これはこけし作りではおなじみの道具。
製作手帳。これはこけしを作る虎の巻のようなもので、僕が独自に書き続けているもの。
これがあれば、今まで作ってきたものは大体作ることができるんですよ。
中身はヒミツですΣ(゚ロ゚ノ)ノ
筆入れ。こけしは筆が命ですから。実演用に絵を描いておいて、いつでも持ち歩けるようにと思っていたのがこんなときに役に立つとは。
染料を入れてるビン。ふたにこけしをつけてる。これも実演用にと思ってたんだけど、役に立ってよかった!
そして今日、絵付けをして完成したこけしたちがこちら。
英之作大野栄治型作り付けくびれ枝梅5寸7分。
裕介作誠古型ロクロ裾広5寸。
やはりいつも作っているものと比べると、課題が残る部分はあるんだけど、ともかく赤城山での第1作目ができました!
そしてもう一つ。
今の物置では、どうしてもスペースが足らないということで、もう一つ作業場を考えていました。
そこで思いついたのが、庭にあった藤棚。今は使っていないということで、これの周りを囲えばなんとか工房になるんじゃないかと、父が奮闘してます。・・・今のところ工房になりそうもないですが。これがものになれば製作についてもぐっとよくなるんですが。
またご報告します!