全国こけし祭りコンクール 家族4人同時入賞

第56回全国こけし祭りコンクール。裕介さんも加えた家族4人が同時に入賞しました。 
家族4人で同時に入賞するのは史上初の出来事なんだそうです。 
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今回の出品者82名、出品点数305点から、30名が入賞という中ですから、大変名誉なことですね。私たちが家族一丸となってがんばってきたことが評価されたと思います。とても誇らしいことです。 

初めての夫婦そろっての実演招待
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今回の全国こけし祭りでは、誠孝さん・美喜子さんが実演工人に招待されていました。 他に弥治郎系の新山吉紀さん真由美さん夫婦、蔵王系の梅木修一さん直美さん親子が実演に参加されました。
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9月3日に搬入に出発。同じ日にコンクールの審査結果発表日でしたので、4人同時入賞の連絡があったときにはびっくり!すぐに家族全員で鳴子行きを決めました。
2009kiji.jpg 昨年の3人同時入賞の新聞記事
会場に着いてみると、たくさんのお客さんで会場は盛り上がっていました!特に今回目立ったのは、若い女性を中心にした新しいファン層がとても多くなってきて、今までにない若者の活気に満ち溢れていました。とてもうれしいことです。
全国こけし祭りの詳しい内容は、青葉こけし会のホームページ「第56回全国こけし祭り-1の巻」から。

受賞作品をご紹介します。誠孝さんと裕介さんは、審査員の講評が出ていますのであわせてご紹介します。
受賞作品について、詳しくは青葉こけし会のホームページ「第56回全国こけし祭り-2の巻」で見ることができます。ここでは、木地処さとうの受賞内容のみにとどめますのでご了承ください。
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東北森林管理局長賞受賞  佐藤誠孝作 誠最古型ロクロ 7寸
審査員の講評
父佐藤誠は弥治郎の小倉嘉三郎の弟子として木地を学びこけしも作った。後に平(現いわき市)に移り、折にふれてこけしを作り続けた。今回誠孝が作った型は誠の現存する極く初期のもので、弥治郎の一人挽き開始期の様式である。弥治郎こけしのおもちゃらしさと、一人挽きにより開花した彩りの鮮やかさがマッチした美しい作風であった。誠孝はこの誠古作を慎重に追求してその魅力を蘇らせることに成功している。

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宮城県物産振興協会長賞受賞 佐藤英之 佐藤誠晩年型ロクロ 9寸6分

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東日本放送賞受賞 佐藤美喜子 高橋精助型作り付けロクロ 寸法 6寸

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鳴子温泉観光協会長賞 審査員奨励賞受賞 佐藤裕介 大野栄治型直胴梅 9寸
審査員の講評
裕介は佐藤誠孝の息子として弥治郎系の小倉系列のこけしを作り始めた青年である。新人でありながらその規範としているのは小倉系列の名品であり、受賞作となった大野栄治型直胴も、栄治の最も秀れた作の一つを追求したものである。一家そろって、嘉三郎、誠、精助、栄治という壮々たる一群の優品を追求しており理想的な製作環境にもある。今後の飛躍を期待し、一層の精進が望まれる。


昨年に引き続き、「受賞のしおり」を製作いたしました。
ご希望の方はinfo@kijidaruma.com までご連絡くださいね。



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