2012年05月17日

朝靄



『朝靄』

90*65mm 水彩


コードバンの長財布

即完売してしまい入手が難しいようですが…、欲しいなぁ(^_^;)。


コードバン、馬のお尻の革。
革のダイヤと呼ばれるほど美しい艶を持つ、希少な革。

基本的に堅牢な革質だが、その繊維の構造上、水濡れに特に弱い性質があり、雨が多い日本では、やや維持管理が難しいか。

その上、こまめに手入れをしなければ秘めた美しさを現さないというのは、他の革と変わらず。


現代において、こんな手間のかかる物を持つことに、どんな意味があるのか?
貴重な時間を、メンテナンスのために割く必要があるという面を、どう解釈するか。

革なんぞ磨いていないで、FXでもやった方がよっぽど有益だというのも、一理ある話です。
革が光ったからって、それが何だと言われれば、それまでです。


それでも革に惹かれる。
大切にしていける物を、手にしたいと思う。

なぜか?
物を大切にしたいという感覚は、人間の潜在的な感覚なのか、個人の物好きなのか。

全人類的な潜在意識であって欲しいと、密かに思ってみたりします。


一句
『風薫る  朽ちゆく様も  またひとつ』