いつかの光景



『いつかの光景』

90*65mm 水彩


大津市の中学校の問題。
保護者からの、児童への道徳教育がどうなっていたのかという質問は、当然出されるべきものだったと思う。

ただ我々が、自由の名の下に、特定の道徳観を拒否してきた事実も棚上げにしてはおけないのではないか。
性善説なんて言葉を全面に出していたかどうかは知らないが、「そのまま」を尊しとして、何か見て見ぬ振りををしていなかったか。

見たくないものを直視するのは、出来れば避けて通りたい。
しかし責任は苦しいだけではなく、その先にはきっと幸せが待っているのではないかと思う。


一句
『鼻先に  落ちる一粒  夏の雨』
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