つたあるき



『つたあるき』

120*85mm 鉛筆


30歳になってみると、20代とは一体何だったのかと考えさせられます。
二十歳そこそこでは、確信めいたものをその都度感じていたとしても、事実上手探りの連続だったのだろうと思うのですが、本人にしてみれば確かに確信を持って行動していたと思う。

まるで、藁人形相手に真剣にワルツを踊っていたような…。
本人は大真面目なんです。相手が貴婦人だと信じて疑わないのですから。

振り返れば滑稽なものですが、なかなか楽しい10年だった気がします。


一句
『山の陰  並ぶ古木の  梅の花』
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