こんにちは!三代目英之です。
すっかり夏本番となりましたね~。
私事で恐縮ですが、8月2日に誕生日を迎えまして、37歳になりました。
毎年誕生日の思い出といえば、暑い!ということが最初に来ます。なんだかんだ言いながら夏が好きです。
今日は誠さんの若い頃のこけしに挑戦していました。
伝統こけしを研究するのには、勉強になる文献がいろいろと存在しています。
この「らっこコレクション図譜」もその一つ。
この中には有名な収集家の方のコレクションの写真が収められています。
こういった図録に、作品と共に作者の名前と製作年代が正確に記録されているのは、伝統こけしの一つの特徴ですね。
誠さんのこけしも5点収められています。特に左の写真は名品と呼ばれているものの一つです。
このこけしは名古屋の方の特注で、家族4工人で同じ型のこけしを作ってほしいというもの。
同じ型を見本に作っても、木地の形、ロクロ線のバランス、表情など微妙に違ってきます。
そこがまたこけしの良さですね。
誠さんは34歳の時にこのこけしを作ったんだそうです。
昭和10年。時は第二次世界大戦に向かっていくさなかですね。どんな思いでこけしを作っていたんでしょうか。
暑い日が続きますが、みなさまお身体に気を付けて夏を楽しんでください!