改めて先代のこけしを見る

こんにちは!お久しぶりのこけしの郷便りです。

小川町に自宅兼工房を作り始めてからもうすぐ1年です。
まだ小さなこけし小屋があるだけで、私英之のプライベート工房という範囲なんですが、それでもほとんどの作品は作れるようになってきました。
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(小川工房作りはじめの頃の様子。どう変化したかまた後日ご紹介します。)

先日は初めてこけしを削る刃物を作ってみました!
普段はしっかり炭をおこしたり煙突をつけたりと大がかり仕掛けを作るんですが、一人だけでもできるのかどうか、とにかく身近にあるものでやってみようというチャレンジです。
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耐火レンガを組んで、市販のバーナーだけでやってみました。作る数も3本と少なかったです。

こんな簡易版で火事にならないかドキドキしましたが、無事完成しました!
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見た目は普通ですが、刃物は使ってみて硬さがよいかどうかが大切です。
やはり簡易的にやっただけのことはあり、ちょっと焼き入れが足らない感じはしましたが、ちゃんと使うことができることがわかってホッと一息。

しっかりした設備はいずれ欲しいところですが、要は自分に基本的な技術が身についているかということが大事なので、きちんと完成できたことがよかったです!


先日小屋にこけしの展示棚を導入しまして、一部こけしを見れるようになりました!
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けっこう大きな棚なので、こけしが少ないとちょっと寂しい状態になっていました(笑)
それで、本店にしまってあった先代の誠さんのこけしを飾りました!

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誠さんのこけしを並べると、僕はなぜか気持ちがスーッと落ち着いたような気がしました。
いつも誠さんがそばにいるということなんでしょうか?

今回はいつも復元している作品とはちょっと変わったこけしたちをもってきてみたんです。
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誠さん晩年の作品。シンプルですけどロクロ線が細かく返してあったりかなり凝ってます。
やはりキャリア50年にもなるとシンプルな中に深みがあるんですね。近いうちに挑戦したくなりました。

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これも晩年の作品。胴にあるのは菊模様。
すごいですね~、この筆遣い。究極の筆模様ですよ。
この菊が描きたくていつも練習していますが、まだまだ遠いです(^^;)
このこけしもいい雰囲気の作品なので、いずれチャレンジしてみるつもりです。

小川工房はただいま看板を製作中なのです!
もうすぐ1周年なので、その時期に飾りたいですね~。

ぜひ一度小川工房にも遊びにいらしてくださいね。

三代目 英之でした。

 

 

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