こけしの郷便り

ロクロを作る
工房はできたけど、その後こけし作りの相棒とも言えるロクロを作ってます。
 
新しく作るわけではなくて、もともと実演用に誠孝さんが作った小型ロクロを、思い切って本式に作り直すことにしたのです。
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この小型ロクロは思い出深いやつなんです。
東日本大震災の時、群馬に一年間移転してた時に、今と同じように200ボルトの電源がなかったため本式のロクロを使えず、
家庭用100ボルトでも回る小型ロクロでやり通したということがありました。
なんかあの頃を思い出すなあ〜。効率はあまり良くないんだけど、なにか気が合う仲間のような存在。それが本式に生まれ変わるのです!うまくいけばね(笑)
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中心になるのは土台になる木組みのやぐら。
モーターの振動も大きいし、気を削る力もかかるので頑丈にしたい。
ホゾを作って組み込んでいく、言ってみれば小さい小屋を作ってるような感じ。
ほんとは大工さんに依頼するような仕事で、なかなかうまく行かない! 
 
でもこれを完成させないとこけし作りが始められないので、はやる気持ちを抑えながら1週間。
 
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そしてやっとできたー!
震災の思い出が詰まった小型ロクロが生まれ変わった。
今まではボルトだけで組んであった木組みが、ホゾ作りで頑丈に。木に例えれば大木のような根が張ったイメージです。
これがどれくらいの能力があるのかは今後の仕事で見えてくる事なんだけど、あの震災の頃の仮設工房を自分たちの力で本物に仕上げたような気持ち。
まだまだ作りたい設備はたくさんあるし、仕事もたくさん待ってもらってるので、これからバリバリやるぞー(๑•̀ㅁ•́๑)✧
 
そして・・・できました!新工房最初のこけし。
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引っ越しや工房作りでしばらくお休みしてたせいか、普段とはちょっと雰囲気が違うこけしができたような気がしますが、それもこけしの楽しみの一つでしょう(・∀・)
工房はまだ作りたい設備がいろいろあって、完成まではまだまだ時間がかかりそうですが、今後はこけしを作りながら進めていけるのでとりあえず一安心というところです。
 
こけしも順次ご紹介できたらと思っております。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
 
三代目 佐藤 英之