印鑑の彫りについて
印鑑の彫りは、いろんな種類がありますが、木地処さとうがこけし印鑑に彫る印章についてご説明します。
こけし印鑑の彫りは、いわき市平で『高根澤印舗』を営んでいる、高根澤小斎氏に依頼している。 高根澤氏は、技術が優れているのはもちろんなのだが、どこか『遊び心』のようなものを持ち合わせておられる方で、いつもどんな作品を見せてくれるかとっても楽しみなのである。
こけし印鑑は、基本は以下の5種類。
1.古印体
これは日本で一番多く印鑑に使われている字体。ちょっと丸みを帯びていて、はっきりわかりやすい。
2.行書体
女性に人気がある字体。やわらかい雰囲気に仕上がる。線はやや細め。
3.草書体
これは彫るのがとても難しい字体なのだそうだΣ(゚д゚lll) 文字もちょっと見ただけでははっきりわからないので、こだわりの印鑑が欲しい方にはおすすめ。(ちなみにサンプルは佐野と彫られています)
4.隷書体
男性に人気がある字体。角がしっかり描かれるので、かちっとした堅い雰囲気に仕上がります。
5.楷書体
どちらかといえば女性に人気がある字体。行書よりやや太めで、字もはっきりわかりやすい。
6.行書古印体

『女性らしいやわらかい雰囲気』と希望される方におすすめしている字体。これは高根澤氏オリジナル。 行書体のやわらかさと、古印体の太く力強い点をミックスした、人気の彫りです。
7.印相体

『縁起のよい字体は?』と聞かれたときにおすすめしている印相体。『吉相印』ともいいます。 なんでも8方の角をつけることで、八方向から縁起のよい気を集める字体なんだとか。 かなり特殊な彫りだし、字もなんとかかれているかよくわからない場合が多いので、ご理解のうえお選び下さい。(文字の画数によって、印相体ができない字も あります。例「一」など極端に画数が少ない場合など)
印相体について

印相体は、八つの角を作ることで八方から気運を集めるという縁起を担いだ字体です。 ※これはあくまで縁起を担ぐものであって、運気の上昇を確約するものではありません。
そのほか、「結婚祝いに贈る」とか、「子供さんが産まれた記念に」など用途をおっしゃっていただくと、よりイメージに近いものが出来上がると思いますので、ご相談下さい!